【桐(きり)紋】
中国古伝説に、帝が現れるのを待って姿をみせる鳳凰は、桐林に棲息するとされている。平安・鎌倉期に、桐は竹・鳳凰・麒麟と構成され高級衣服の織文にされている。桐文様が高貴な文様とされ、天皇の黄櫨染(こうろぜん)(十二世紀中頃)に織りだされ、皇室専用紋とされたのは、前述の古伝説による。桐紋が皇室専用となった年代は不明である。たぶん菊紋と同時期ごろと推考される。(伊藤幸作編「日本の紋章」)
家紋をクリックすると図案通りのアイテムページに、
呼称をクリックすると図案とは白黒が反転したアイテムページに移動します。

丸に五三桐

陰五三桐 総陰五三桐 五七桐 桐揚羽蝶


陰と総陰
・単線で描くものを「日向紋(ひなたもん)」、複線で描くものを「陰紋(かげもん)」と呼ぶ。陰紋は紋を目立たせないのが目的。紋の名称に「日向」の文字は入れない。陰紋のみ「太中陰(ふとちゅうかげ)~」「中陰~」「細中陰(ほそちゅうかげ)~」「陰~」「総陰(そうかげ)~」なとど呼ぶ(森本景一著「家紋を探る」)

・五三の桐のように花が小さいとき、普通、花は日向にしますが、その花も陰にする、これを総陰と言います(泡坂妻夫著「家紋の話」)

「鶴割り桐」、よくよく見たら鶴なのに鶏冠(とさか)のようなものが描かれていることに気づいた。これは何を表現しているのだろう?
因みに「鶴割り桐」が掲載されている紋帖は「紋之泉」、「紋章大集成」、「図解いろは引標準紋帖」である。
左図は「紋章大集成」(古沢恒敏編金園社)より
(2015.12.6)


===>>Top page
Ads by Sitemix