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家紋(英語版)

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私の経験上、エクスプレス発送を選択しないと到着までに一カ月以上は掛かります。

家紋デザインの一例
丸に井桁 丸に井筒 抱き稲 稲荷抱き稲 一本稲の丸に雀

三つ唐団扇 羽団扇 丸に梅鉢 中陰梅鶴 海老の丸

扇胡蝶 扇蝶 丸に立沢瀉 丸に三つ柏 丸に剣酢漿草

菊鶴 鶴割り桐 六文銭 丸に違い鷹の羽 丸に橘

左三つ巴 丸に下り藤 丸に抱き茗荷 丸に隅立て四ツ目 丸に木瓜

** 紋割り図 (Mon-wari-zu)**


「平安紋鑑」の巻末に”紋の割方”の頁があって、
「菱の割」・・・「先ず立筋を引て 分廻しを廻して 外輪をこしらへ 上下にて各外輪の八分の一をへらして 菱を立てるなり」
「三階菱の割」・・・「丸の中を五ツ割にして 分廻しを真中に立て 少しせばめて 輪を図の如く廻すべし それより菱を割ってかくなり」

家紋を始めた頃は全く気づきませんでしたが、泡坂さんの本を読んでから家紋の菱には二種類あると知って、「菱の割」とは別に「三階菱の割」の図説があることの意味を理解しました。つまり、菱には「菱の割」では描かない菱があるということで、別に「三階菱の割」の図説が掲載されているという考えに至りました。
ちなみに泡坂さんはこの二つの菱については「本来の菱」と「伝統的な菱」とし、次のように書かれています。


伝統的な菱は・・幸菱(さいわいびし)、山口菱、入れ子菱、花菱などです。
本来の菱・・松皮菱と三階菱(泡坂妻夫著「家紋の話」P265)

さらに、泡坂さんの同書によると、上絵師だった武田正巳編『紋章』という本に、
『紋章』では「正三角形を二つ合わせた形が菱」と記述されています(泡坂妻夫著「家紋の話」P264)
と書かれています。

正三角形は正円を三つ割りした、その三点を結ぶことで描くことができます。
この方法で作図した菱を『平安紋鑑』の「菱の割」に則って三階菱を作図したのがこちらです。
つまり、武田菱のような円形でなく菱形であっても、その作図は正円からスタートしているように、ほとんどの家紋は正円を紋割りすることで描かれているのです。

ところで、文献を読んでいると蔦は「見聞諸家紋」の頃(推定では1467~1470年とされている)は楕円から作図されていたようですが、現在見かける蔦はより正円に近い図形となっていて、時代と共に美的意識の変遷を窺い知ることができ一興を覚えます。


家紋で良く見かける丸の太さについても、関東と関西とでは多少違いがあるようですが、基本は紋のサイズによって大まかなルールがあるようです。紋のサイズを知る為には、描く紋の形状によって、どこを測るかを知っている必要があります。それらは通例「紋帳」の巻末に明記されています。この基本をわきまえた上で、紋章上絵師の美的センスによって最終的に決めているようです。泡坂さんは下記の著書「家紋の話」の中で「ごく簡単な紋の時は、丸を太めに描いた方が全体のバランスがいい。反対に中が複雑な形の紋のときには細めに作図する方が美しく見えるのです(P104)」と書かれています。


このように家紋の作図においては、
作図者が必ず守らなければならい部分「紋の割方」、菱で言えば内角の角度と、
作図者の美的センスを主張しても構わない部分、例えば丸の太さ、
とがあることは、非常に興味深いところです。

三つ割り(Mitsu-wari)

三つ割り(Mitsu-wari):正円を三等分する(半径を延長して直径とすれば六等分される。つまり六つ割り):三つ柏・三つ巴など)

五つ割り(Itsutsu-wari)

五つ割り(Itsutsu-wari):正円を五等分します(同上で結果十割となる):梅鉢・唐花・桜など

八つ割り(Yatsu-wari)

八つ割り(Yatsu-wari):正円を八等分します:鷹の羽・隅立て四つ目など

十割り(Ju-wari)

十割(Ju-wari):正円を十等分します(正円を上下で五つ割りしても可):梅鉢・唐花・桜など

応用例(Application Example)

以下の作図例はあくまでも一例ですが、正円を何等分するのかは、紋の形状によって決まっています。日本の家紋は正円から割り出されていることが理解できると思います。

剣酢漿草(Ken katabami)

六つ割りの作図例:剣酢漿草(Ken katabami)

丸に違い鷹の羽(Maru-ni chigai takanoha)

八つ割の作図例:丸に違い鷹の羽(Maru-ni chigai takanoha)

五つ菱(Itsutsu-bishi)

十割りの作図例:五つ菱(Itsutsu-bishi)

三つ菱(Mitsu-bishi)

六つ割り作図例:三つ菱(Mitsu-bishi)

三階菱(Sangai-bishi)

本来の菱(正三角形を二つ合わせた菱)の作図例:三階菱(Sangai-bishi)
これを伝統的な菱形で作図すると背が高すぎて変な形の菱となる

武田菱(Takeda-bishi)

伝統的な菱(一番美しい高さの菱形)の作図例:武田菱(Takeda-bishi)

丸に隅立て四つ目(Sumitate yotsume)

八つ割りの作図例:丸に隅立て四つ目

違い釘抜き(Chigai kuginuki)

八つ割りの作図例:違い釘抜き(Chigai kuginuki)

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